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所有の時代は終わった。今はレンタルの時代

主幹事業以外を手放す

何事も、「所有」していることがステータスであった時代がありました。

例えばオフィスであれば、自社ビルを所有していることが最も良いステータスであるとされた時代もありました。そのような時代では雑居ビルの一角を借りているような企業では信頼性に欠け、事業を展開することに難がありました。

今でもその名残が多少あるために、例えば銀行の融資を受ける場合にビルやオフィスを所有している方が有利になることは少なくありませんが、必ずしも所有する必要性は薄くなってきています。オフィスをレンタルすると拡充や移転の際に効率的で、現在では起業がしやすいようにデスクやワークチェア、回線などがあらかじめ用意されているレンタルオフィスも増えています。また、主に他社との会議を頻繁に行う企業に向けたサービスとして貸し会議室もあります。会議のときだけその部屋を使用するので普段から余分なスペースにお金をかける必要がなく、また他社の社員を自社の敷地内に呼んで緊張させることがなくなるというメリットもあります。また、会社の会計や税に関する処理を税理士や公認会計士に委託するなど、従来は自社で行っていた業務を外部に委託するケースも増えてきました。

このように、従来は所有していたものをレンタルする、または自分たちで行なっていたものを他に任せるという方法は、今や主流になりつつあります。

なお、主幹事業以外の事業や業務を委託することにより、主に2つのメリットがあります。

ひとつは、アウトソーシング先の専門性を手に入れることができるというメリットです。例えば、会計に関する業務はどの企業にも必要不可欠ですが、主幹事業や主幹業務ではありません。会計は、専門的な知識がなければミスや損失を生み出してしまうことがあります。この点、税理士等の専門家に依頼することでミスなく効率的な会計業務を実現させることが可能となります。

もうひとつは、主幹事業・主幹業務に集中できるようになるというメリットです。レンタルやアウトソーシングを行うと一定の費用が発生しますが、自社で全てを行う場合にはそれ以上の費用が発生する場合があります。この点、アウトソーシングによって従業員を主幹事業に集中させることができますので、人件費の削減に繋がり、結果的に効率の良い経営が可能となります。

物流においても、上記と同様のことがいえます。

近年、物流部門や物流子会社を手放す企業が増えてきました。物流は、物流を必要とする企業にとっては重要度の高いものですが、あくまで主幹事業に付随する部署や業務です。この点、物流をトータルアシストできる第三者企業に委託することで、確かなノウハウによって最適な物流を実現することが可能となります。

物流において必要となる「倉庫」にも、同様の考えが当てはまります。自社で大きな倉庫を所有している場合、その運営・維持・管理に多くの費用がかかります。この点、倉庫をレンタルすることによって多くの費用と時間を節約し、主幹事業に資本を集中することが可能となります。

顧客が求めているものを知る

企業から委託を受けて物流を行う企業のことを、3PL(サード・パーティ・ロジティクス)といいます。このうち、自社で資金を持って輸送や保管などを行う3PLをアセット型といい、自社はソリューションのみを提供して各業者へ輸送や保管を依頼する3PLをノンアセット型といいます。なお、スクロジは前者に該当します。

3PLに物流を委託するメリットは上述したとおりですが、第三者企業を通すことによって、ドライバーが顧客の元へ赴いて直接反応を知ることができるため、顧客が本当に求めているものを知ることができるというメリットもあります。

例えば、以下のような調査結果があります。

「顧客が求める物流サービス」はどういったものか、というアンケートを荷主企業と顧客の両方に対して行ったものです。

荷主企業の回答で最も多かったのが、「全ての商品を欠品なく届ける」でした。購入していただいた商品を預かっているわけですから、荷主企業としては当然といえるかもしれません。しかし顧客側の回答では、「Aランク品は欠品しない。しかしCランク品の欠品は致し方ない」というものでした。顧客にとって最重要の商品であればもちろん確実に届けて欲しいが、重要度の低いものに関してはトラブルもやむなしという姿勢であり、荷主企業の認識との違いが見られます。

なお、これは調査結果のひとつであるため、顧客側が全商品の欠品を嫌がるというケースも考えられます。ケースに合わせて物流計画を立てなければなりませんが、そのためにも3PLに委託して現場の経験を参考にすることが大切です。

レンタルの時代

このように、現在は何もかもを所有していることは非効率を生み出す可能性があるという時代になっています。全てを自社でカバーできれば高い信頼性に繋がることも考えられますが、中小企業にとっては困難であるといえます。

スクロジでは、パレット1枚分からの倉庫保管や、ダンボール1箱などの小ロットの輸送のご依頼も承っております。お気軽に是非ご相談ください。

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